新規開業で2年目にて、現状を把握するために考えるべき3つの項目

法人関係

皆さん、管理人のよかだです。

前回お話させて頂いた、新規医院の現在のキャッシュフローはどのようになっているのか?

実際の数値をお伝えさせて頂きます。

特別なことを考えているわけではありません。

必要最低限の項目に関しては毎月数字を確認して、課題を把握してそれに対する改善案を試してみるようにしています。

それではどうぞ。

3つの項目とは何か?

会計士から送られてくる試算表で私が確認している項目は3つあります。

  • 費用
  • 損益分岐点
  • 収益

この3つの項目です。

費用に関しては前月と金額を比較し、増減の理由を明確にします。

損益分岐点は、費用+返済額です。

収益は、患者さんの来院人数に比例しますので、来院人数の増減理由を考えます。

では各項目に関して掘り下げていきます。

費用に関して考える

費用はおおまかに分けると3種類あります。

  • 医療原価(歯科材料費、歯科外注費など)
  • 人件費
  • 医業経費

医業原価に関しては、売り上げに対して比例します。

現在、月550万の売り上げがありますが(保険400万、自費100万)、材料費40万と外注費50万ほどが医業原価として掛かっています。

あくまで私の基準ですが、医業収益に対して10%ほどで考えています。

次に人件費です。

分院長1人・歯科衛生士3人・歯科助手2人・受付2人、合計8人で約250万の給与を支払っています。

法定福利費(社会保険料などの会社負担分)も加味すると、280万ほどが固定でかかる人件費になります。

最後に医業経費ですが、一番高い金額を締めるのが家賃です。

広さ50坪ほどのテナントになりますが、家賃は月55万円かかっています。

消耗品費や水道光熱費などを考えると合計して100万ほどが毎月かかる医業経費になります。

これらを合計したものが、毎月かかる費用になります。

およそ470万前後です。

月々の借入金の返済額を考える

今回開業するにあたり、設備費と内装費で別々に銀行からお金を借りました。

設備費は3800万、内装費は3600万、合計7400万の借り入れでした。

借入期間はそれぞれ違っており、設備費は8年、内装費は15年です。

年利0.7%で借りていますが、それでも月々の返済は合計で75万ほどになります。

損益分岐点を考える

では、【収益】が【費用+返済額】を上回るにはどのくらいの売り上げが必要なんでしょうか?

私たちの場合は550万が必要です。

本当は突発経費や賞与の積み立てなど、別途考えなければいけない金額もありますが、まず目指すべき最低ラインがこの金額になります。

では次に収益について考えてみます。

収益の理論値を考える

当法人では一人当たりの単価は約8,000円(800点)になります。

週6日診療しているので、月の平均診療日数は25日程度。

歯科医師が一日に見れる人数は1時間に2人として16人、歯科衛生士は1時間に1人として8人。

歯科医師1人+歯科衛生士2人いたとすると、32人診療できることになります。

25日診療+32人+8000円/人=6,400,000円

この金額が現状の最大の理論値になります。

また、最低一日何人の患者さんが必要なのかを考えます。

5,500,000円÷25日÷8,000円/人=27.5人/日

この計算方法は、別途自費が入ったり日数のずれなどは加味されていませんが、およその値はわかります。

3つの要素から分かること

今、収益と費用はほぼ同額であり、まず第一段階の目標はクリアしました。

今後は賞与や突発経費の積み立てができるように、収益を理論値に近づけていかなければいけません。

その方法をこれから考えていきます。

今はSNSで情報を仕入れる時代です。

ブログの更新や、MEOの充実など私がやれることはまだまだたくさんあります。

これからも皆さんに、私の経験したことをお伝えできればと思います。

それではみなさん、また次回です。

コメント

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