マーケティングの基礎的な原則を学べる本を紹介します！

マーケティングの基礎を学びたい20～30代前半の会社員の皆さん。

ぜひこの記事を読んで頂きたい。

マーケティングを学ぶにあたって、そもそもどこから手を付けて良いか分からなくなることはありませんか？

本を読んで知識を得るのか、スクールに通うのかは人それぞれだと思いますが、一般のサラリーマンの方々は自由に使える時間に制限があります。

少ない時間で良質な情報を得ることが大切です。

今回紹介させて頂く本はこちらです。

この本を読むことで、

• マーケティングの不変の法則が学べる
• 無駄なマーケティングにコストをかけることが無くなる
• 効果的なマーケティング計画を選択することが出来るようになる

このようなメリットがあります。

それでは私が読んでみて非常に納得できた法則を3つ紹介したいと思います。

知覚の法則

『マーケティングとは商品の戦いではない、知覚の戦いである』

要するに、たとえあなた方の商品やサービスが周りに比べて良質だったとしても必ず勝てるわけでは無く、顧客の『見て』『聞いて』『感じる』イメージをいかに良くするかが重要だということです。

人はあくまで自分の判断軸で判断します。

自分が調べた内容や文献が、たとえ専門家の方が書いた内容で無くても、この内容は良いなと感じたら信じてしまうものです。

私が営業のころ茨城の歯医者さんを担当していましたが、流行っているのは治療内容が充実している医院よりも、広告やHPを充実させている医院でした。

商品の質をあげることよりも先に、商品やサービスが魅力的に映る様な戦略を考えてみてはいかがでしょうか。

この知覚の法則から、私は「患者さんの来院数だけを増やすのなら、設備投資を行う前に、インスタやHPなどを充実させて患者さんの知覚に訴えるべきである」と判断して、インスタを始めました。

それでは次の法則を紹介します。

梯子の法則

『ここでいう梯子とは、人が心の中で商品やブランドに対する無意識な順序付けのことである』

梯子の段数はカテゴリーや、その人自身の興味が高い・低いによっても変わってきます。

例えば、「地元で口コミの良い歯医者を教えてください」と言われた際に、おそらく出ても2か所くらいではないでしょうか。

それは歯医者に対する興味度合いが低く、そもそも梯子の段数が少ないからです。

逆に好きな飲み物や雑誌などの身近なものだと段数は増えます。

この段数は多くても7段までと言われています。

平均的な人間の頭脳では、一度に7個以上のものを処理することが出来ないからです。

ここで梯子の法則で一番重要なことお伝えします。

『自分が提供している物が、現在人々の梯子のどの段にあるかを確認して把握することが重要である』

この段数を把握して、どこを目指すかを明確化することで、現状一番適しているマーケティング計画を立てることが出来るのです。

ちなみに当法人のある施設は、私が考えるにかなり梯子の低い段に位置しているので、早急なてこ入れが必要な状態です。

それでは3つ目の法則を紹介します。

犠牲の法則

『成功するには何かを犠牲にする必要がある』

犠牲に出来るものは3つあります。

• 製品ライン
• ターゲット市場
• 絶えざる変更

詳しい例えは本にしっかりと書かれているので、ぜひ購入して読んでみて下さい。

せっかく現状の状態で軌道にのっているのに欲をかき、余計なものを提供し始めたり、購入してくれているターゲット層を拡大しようとしたり、絶えずまとまりのない戦略を打ち出したりすると、大きな失敗が待っていますよと、この本には書いてあります。

歯医者も同じです。老若男女から支持される医院をつくることは難しいですが、お子さんに向けてや、自費を求めている人に向けて診療内容を絞ることで、成功している医院は非常にたくさんあります。

己が成功するための『犠牲』とは何か皆さんも考えてみてください。

最後に

「売れるもマーケ、当たるもマーケ」に書かれている法則は、本当に基本的な内容です。

ですが、今までその法則に如何に反したマーケティングをしてきて、数々の企業が失敗してきたのかが、全体を通して書かれています。

なぜ失敗したのか、それは法則に反したことをしたからです。

私たちはこの本に書いてある22の法則に則ったマーケティング計画を考えれば良いんです。

もちろんこの本には基本的なことしか書かれていません。

この本を読んだから絶対に失敗しないマーケティング計画を立てることが出来るなんてこともありません。

ですが、他のコンサルタントが提案してきた内容が、成功する確率が高いのかどうかを判断することは出来るようになります。

この記事を読んでくれた何名かでもこの本に興味を持っていただき、価値のあるマーケティング計画を選んで貰えればと思います。