銀行・国金・信用金庫に融資を断れられた経緯について話します!

法人関係

皆さん、長らくお待たせしました。

管理人のよかだです。

ここ数ヶ月、更新が止まっていてすみません。

私が勤務している法人ですが、経営状態が崖っぷちの状態が続いており、四苦八苦しておりました。

今もそういった状況ではありますが、今までの過程で印象深いことが多々あったので、こちらに残しておきます。

その一つが、「銀行から融資が受けられない」ことです。

なぜ受けられなかったのか、状況を整理しつつ皆さんにお話しさせて頂きます。

融資を受けるにあたってやってはいけないことが、リアルに分かる内容にしますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

それではどうぞ。

現在の当法人の財務状況を簡単に説明します!

年商 3億8千万(今期予想)

借入額 3億9千万

借入額内訳 設備資金1億1700万 運転資金2億7300万 

他にもマイナス要素は多々あります。

そのマイナス要素は今後出てくる、銀行や国金とのやり取りの中で説明させて貰います。

それではまずメインバンクとのやりとりをお伝えしますね。

メインバンクとのやり取り

今回の融資の目的は『8月の賞与を振り込むための短期借入金1,000万(運転資金)』でした。

T銀行の副支店長とアポイントをとり、経営状況を説明。

用意した書類は以下の通りです。

・直近の試算表(各支店別で損益が分かるもの)

・資金繰り表(今期分)

試算表、資金繰り表ともに内容は非常に悪く、普通の場合は融資を受けれない可能性の方が高いと考えていました。

ですが、『長い期間メインバンクとして取引があること』と『直近2ヶ月は売上が改善しており利益が出ていること』を理由も述べて丁寧に説明すれば、1,000万は借りれると甘く考えていました。

結論、短期の1,000万は借りられず。

理由としては以下の通りです。

・定期預金があるため、そちらをまず取り崩すべきではないか。

・1店舗の赤字がひどく、そこの経営の改善が一昨年から見られないため

至極真っ当なご意見を頂きました。

1年前まではむしろ借りて下さいというスタンスだった担当の方が、ここまでドライになるかと驚きを隠せませんでしたが、意見としては100%正しい。

ここでの経験を次に生かすと決めて、T銀行とのやりとりは一度終わりました。

次は日本政策信用金庫とのやりとりについてお伝えしますね。

日本政策信用金庫とのやりとり

日本政策信用金庫に対しては、短期ではなく長期の借り入れを申し込みました。

コロナによる利子補給・据置期間の優遇措置などが見込めたため、運転資金3,000万での申し込みを行いました。

現在、日本政策信用金庫との新規融資に関してはネットからの申し込みになるようです。

ネット上に必要書類をアップロードすれば1週間以内に担当者から連絡があります。

提出した書類は以下の通りです。

・借入申込書

・過去3期分の確定申告書

・直近の試算表

・履歴事項全部証明書(謄本)

現状、新型コロナウイルス感染症特別貸付にて2年前に3,000万円融資を受けていました。

そのため前回融資を受けていることが大きなマイナスになることは分かっていましたが、特別貸付の範囲内であれば可能性はあるのでないかと考えていました。

そして書類を提出して4日後担当者から連絡がありました。

結論、融資を受けられず。

理由としては、以下の通りです。

・運転資金として借り入れていた1億を設備資金として使用していたこと

・現状、更に借り入れたとして返済目途が全く立っていないこと

至極真っ当な意見を頂きました。

担当者の方からの一言で印象に残っている言葉があります。

「99%融資は受けられないと思いますが、無駄になることをご理解いただいた上で資料を用意して、融資の審査を受けますか?

融資は受けられません、ストレートに言ってもらった方が良かったなと思いつつも、アドバイスを次に生かすことを胸に誓いました。

正直悔しかった。

今回融資を受ける上で評価を大きく下げた理由は、『運転資金として借り入れていた分を、設備投資に使用した」ことでした。

使用用途と違う資金の使い方をすることは、仮に使用理由が説明が出来たとしても、評価を大きく下げるようです。

それでは最後に信用金庫とのやりとりについてお伝えしますね。

信用金庫とのやりとり

最近、懇意にさせて貰っている商店会の会長さんから紹介してもらったことで、口座を開設することに。

商店会の会費のみ引き落としがかかるだけのお付き合いでしたが、一縷の望みをかけて融資の相談へ行ってきました。

今回は具体的な金額は設定せずに、運転資金を借りられるかどうかを焦点にしました。

コロナによる特別融資を2つほど紹介してもらいましたが、東京都に登記があることが必要条件であり 今の現状で融資を借りられるか以前のお話し。

今までの融資実績もなく、また他行からの融資も受けられないということが非常に印象を悪くしていました。

ですが嬉しいこともありました。

担当者の方が協力的だったことです。

融資が難しいにも関わらず何度も上席の方に確認してくれました。

その姿勢だけで私としては救われたんです。

これからどうするか

借入が難しいため、今あるキャッシュの中でやりくりをする方法を模索しています。

支払いサイトを遅らせたり、様々な方法を試みています。

また長期的な計画になりますが、患者さんを増やす施策を考え地道に行動します。

すぐに効果が出るような施策はありません。

必死に考えて失敗を繰り返しながらも、前に進むしかありません。

8月末に決算を迎えます。

新しいことに挑戦することで活路を見出していきます。

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

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